お金と時間でキャバクラの女の子を落とせると思っているおじさんから脱却する
僕らの行動を分析するフレームワーク(考え方の枠組み)として
・方向
・動機
・手段
の3方面から分析するフレームワークを聞いたのでまとめます。
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僕らの身に起きるできごとは、僕ら自身の行動の結果です。
・受験生が懸命に勉強をするのも
・社会人が仕事を頑張るのも
・食事や運動に気をつけるのも
自分の行動が、自分に返ってくると思うからです。
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そろっと30歳近いのに彼女がいないのはヤバイなと
・結婚相談所に足を運んだり
・婚活パーティーに行ってみたり
・出会い系に手を出したりするのも
すべては自分の行動が自らの未来を作ると信じるからでしょう。
(事例はフィクションです)
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なればこそ、その「行動」の【良し悪し】【評価】は、誰にとっても重要事のはず。
行動の是非を評価できなければ、行動をブラッシュUPさせることもできません。
結果として、「頑張っているつもり」で無意味な徒労に終わることもありえます。
具体的に言えば
・何十万円という入会金を結婚相談所に払いながら、
お相手に40代の小太りのおばさまが出てきて
思わず「仲人の方ですか?」と聞きそうになってしまったり
・婚活パーティーに行ったにもかかわらず、
女性と目を合わせることすらできずにご飯だけ食べて帰ってきたり
・かわいい女の子と出会えた!と思ったら美人局だったり
と、頑張っている(と本人は思っている)のに、成果が出ないことにもなります。
(事例はあくまでフィクションです)
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その「行動」を分析するためのフレームワークです。
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僕らの行動は、【動機】【方向】【手段】の3つから分析できます。
図にすると以下の通り。
【方向】
↑
↑ 【手段】
↑
【動機】
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理系の人にわかりやすくいえば、行動とは「ベクトル量」であると言えるでしょう。
この3つの精度を高めることで、行動全体の精度を高めることができます。
細かく見ていきます。
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■方向
おそらく、もっとも重要なのが【方向】です。
【方向】違いの努力はムダになってしまうからです。
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海で遭難したときのことを考えてもらえれば分かります。
調子に乗って沖の方まで泳いでいくと、
波に流されて自分がどこにいるのか分からなくなることがあります。
そんなときに、もし岸と反対方向に泳いだらどうなるか。
泳げば泳ぐほど助からないことになります。
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より身近な例でたとえるならば
・日本の大学に合格したいと思って「スワヒリ語」を必死に勉強しても
まず合格には寄与しません。
・婚活パーティーに行くならば、
動きやすさを追求したジャージを探し求めるのは間違いです。
こんなに良いジャージなのに、あいつらは分かってくれません。
・女の子にアピールする際には
相手が美人局でないかを見極めることが最初の肝心です。
出会い系の女性の5人中4人は美人局目的と思った方がよいでしょう。
(重ねて言いますが、事例はフィクションです)
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必死に頑張っているのに、方向違いの努力ではもったいないことになります。
「とりかく頑張る」前に、
【どの方向に向かって頑張るのか】 をよくよく吟味すべきといえます。
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■動機
次に重要なのが、その行動の【動機】です。
動機は目に見えませんが、その行動の質や善悪を大きく左右します。
たとえば、
絶世の美女が、自分のことを誉めて優しくしてくれる
となったら、これはすばらしいことに思えます。
ところが、その女性の行動の【動機】が、美人局のためだったらどうでしょうか。
恐ろしいことになるわけです。
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表面に表れるものは同じであっても
・相手のことを心から尊敬し幸福を念じて、優しくし相手を誉めることと
・相手をだましてやろう、という思いで、優しくし相手を誉めることとでは
行動の善悪はまるっきり反対となります。
自分の行動が、どのような動機からの行動か、よくよく見つめ
できるならばポジティブな動機の行動をとりたいものです。
(繰り返しますが、事例はフィクションです)
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■手段
最後に【手段】です。
ベクトルでいうならば、ベクトルの大きさ(長さ)と言えるでしょう。
手段はさらに、【効率】と【資源】に分解できます。
勉強ならば、【効率】的な勉強を、長時間(多くの【資源】を投入する)ことです。
【資源】は投入しすぎると、費用対効果が落ちてきたり、
逆に効率が下がったりする場合もあるので、注意が必要です。
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特に、人間関係・恋愛関係の場合はむずかしく
相手との関係を見極めた上で、【資源】(金銭や時間など)を投入していかないと
・知り合って3日しか経たないのに、毎日LINEが送られてきてウザイ
とか
・最初のデートで、いきなりバラの花束をプレゼントされてキモイ
などというように、逆効果になることも、ままあります。
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【資源】(金銭・時間・体力など)は限られているので
どこにどのように資源を配分していくか、は頭を悩ますべきところです。
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特に【方向】を間違って
美人局目的の相手に対して、何十万円も貢いだりしたときには
本当に目もあてられない、泣きっ面にハチの状態になるので気をつけましょう。
あくまで【方向】を見定めた上での、手段・努力なのです。
(何度も言いますが、事例はフィクションです)
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以上、【方向】【動機】【手段】の3方面から
行動を分析するフレームワークを紹介しました。
往々にして僕らは【手段】にばかり目が向きがちで、
一番肝心の【方向】や【動機】を忘れてしまうことがあります。
お金と時間さえ使えばキャバクラの女の子を落とせると思っているおじさん
みたいなものです。
行動しているのに成果が出ない、というときには
上記の3方面から分析してみると良いかもしれません。