いいところ取りではなく「全部取り」
僕らはビジネス書やハウツー本を読んだとき「いいところ取り」をしようとします。
つまり、内容を見て「使えそうなもの」だけを取り入れています。
しかし、そのために成長スピードが落ちているのかも知れません。
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TOT会員であり、レジェンドクラブ・林塾などの各種の私塾も開かれている
林 正孝さんは
いいところ取りではなく「全部取り」をまずする。
うまくいっていない自分が判断するなんて、ロジック的にもおかしな話。
と言っています。
※TOT会員
・・・年2億円以上の保険料売上が入会基準の会。
全世界の保険外交員のうち0.1%しかいないとのこと。
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たしかに
本の著者よりも結果を出していない自分が
「使える」「使えない」という判断をするのは、おかしな話です。
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少なくとも著者は「使える」と思うからこそ、本に書いているのであって
「使えない」情報をわざわざ書くはずがありません。
ということは、本の内容に「使えない部分」など1%もなくて
100%すべて「使えるもの」であるはずです。(少なくとも著者にとっては)
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それを自分であれこれ言ってやらないのは、まさにロジック的にもおかしな話。
寸分たがわず同じ動きができれば、同じ結果が出るはずなのですから
まずは寸分たがわず同じ動きをするところから始めよということでしょう。
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守破離の「守」とは、型を守る(その通りにする)ことといわれますが
まずはその段階がなくして、「破」も「離」もないのと同じことと思われます。
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そもそも
自分が「使えると思う」のは、所詮「今の自分のレベルで使えると思うもの」です。
実は、自分のレベルが低すぎるために
(本当はものすごく使えるものなのに)
「使えると分からないだけ」 という可能性もあります。
なればこそ、まずは
四の五の言わずにやってみる
ことが肝心なのかもしれません。
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もちろん、やってみた上で 「合う」 「合わない」 は出てくるでしょうが
やりもせずに 「机上の空論」 「(食わず嫌いならぬ)やらず嫌い」 では
いつまで経っても、「大変化」を遂げることはできないでしょう。
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プロゲーマーの梅原大吾さんは『勝ち続ける意志力』という本の中に
次のように書いています(抄訳)
○変化するためのコツは
「そうなることで良くなるかどうかまで考えない」
悪くなったら気づいたときにまた変えればよい。
とにかく大事なのは変わり続けること。
変え続けるだけで、最終的には今よりも高みに上ることができる。
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○間違った階段を上ったと気づいたら
引き返してもう一度違う階段を上ればいいだけ。
一番よくないのは、迷っている状態が延々と続くこと。
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良いかどうか迷っているヒマがあるならば
とにかくやってみて、それから考える。
間違った階段を上ったら、上りなおせばよいだけ。
その階段は違うと分かれば、自信をもって別の階段を上ることができます。
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全部取りして、ガンガン試していきたいと思います。
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今日も1日作業デー。
今までやったことの無いことをやると、やはり時間はかかりますね。
その分、今までなかった知見とスキルが溜まっていくのを感じます。