QED

私はこの世界について驚くべき真理を発見した。だが、それを記すにはこのブログは狭すぎる。

日本の経済システムはアメリカの後追い

 

日本の経済システムは、20~30年遅れくらいでアメリカの経済システムを後追いしている感じがする。

 

●50~60年代のアメリカ

  • 大企業による寡占状態。価格は企業が決めていた。
  • 労働組合の力も強く、賃金・社会保障は充実。新規参入は事実上、難しい。終身雇用・年功序列が一般的。
  • 労働者は、あまった賃金を公定利率の銀行に預金することが一般的。
  • 企業の株を保有するのは一部の大金持ちのみ。株主総会は形骸。
  • 経営者は、経営のほかにも社会貢献などに時間をあてる余裕もあった。

 

●70年代のアメリカ

  • (冷戦によって培われた技術が民間に流れたことによる)技術革新と、それに付随するグローバル化により新規参入が増加。さらに参入障壁となる規制が取り払われる規制緩和が進むことにより、新規起業が増大。
  • 結果として、消費者には「選択の自由」が増えて、消費者の力が上がる。
  • また規制緩和により、投資ファンドや信託も増え、一般労働者もこれらの投資を購入する傾向に。
  • これらのファンドが「物言う株主」となったため、会社経営者は「株主の利益」を優先する利益重視主義に。

 

どうでしょうか。年数をプラス30年ほどしたら、そのまま日本の状況に当てはまらないでしょうか。

 

自分は、日本でも、もう数年以内くらいに、起業や個人事業が一般的になってくると思っています。

それは決してアメリカを見て言ってたわけではないのですが、”アメリカの後追い”という方向からみても、起業社会がまもなくやってくることに、より強い確信を持ちました。