それは大きな間違いです。
「自分」を他者の記憶に残し、ブランドづけをする
【自己(セルフ)ブランディング】が必要とされる機会は非常に多くあります。
俗なところでは、
「婚活、恋活」や「営業」に関わる人はもとより
今後、ロボットが職を奪い、外国人労働者が増えることも考えれば
自分が「代わりの利かない存在であること」を主張するために
全労働者に【自己ブランディング】が求められる可能性もあります。
そんな、ブランディングの方法について
『なぜ買い続けてしまうのか』(井上浩嗣,松野隆一)のエッセンスを紹介。
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ブランドを人々に【記憶】してもらうには
【ワンワード(一言)ブランディング】
誰もが知っているやさしい言葉とブランドを結びつけること
が効果的だと、昨日、書きました。
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しかし【記憶】だけでは、
競合がマネをしてきたり、消費者が必ず「飽きる」時が来ます。
では、どうしたら「長期的なブランド」を築くことができるのか。
そのカギは、ブランドと【感情】を結びつけることにあります。
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【ブランドと感情を結びつける】とは
ブランドの名前やロゴを見ただけで特定の感情が起きるようにする
ことです。
たとえば
・Appleと聞けば「先進的でかっこいい!」
・コカコーラと聞けば「爽快感」
などをイメージするのが、ブランドと感情が結びついている例です。
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時代を超えて共通する、8つのプラスの感情について紹介します。
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1.やさしい気持ち
親子の間でおこるような、やさしい気持ち。
「守ってあげたい」「ほんわかする」気持ち。
2.和やかな気持ち
気のおけない友人と接しているような和やかな気持ち。
多くの人に認められているという気持ち。
3.自由な気持ち
ほかのものに縛られない、開放感。
4.ワクワクした気持ち
未知のものに対する興奮。求知心。
5.立ち向かう気持ち
困難に対して立ち向かおう、頑張ろう、という気持ち。
6.禁を破る気持ち
タブーとされていることを行う背徳感。ドキドキ感。
7.リフレッシュした気持ち
再生感。爽快感。新たな自分に生まれ変わる気持ち。
8.ゆるぎない気持ち
たしかなものに守られているという、ゆるぎない安心感。
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これらの感情のうち、
・ブランドに強く関係があり
・購買、利用につながる感情
を選び、その感情を【一貫して伝えていく】ことがポイントです。
伝える感情がコロコロ変わると、どの感情も残らないことになります。
1つに絞って、その感情を確実に伝えていくことが秘訣です。
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以上、かなりざっくりとでしたが、ブランド構築の方法でした。
この本には、具体的な事例や、ノウハウなども多数掲載されているので
ぜひ一読をオススメしたい本です。
僕自身は、この日記を通して「ワクワクした気持ちを与えてくれる人」
としてのブランディングをできればいいなと思いました(笑)