「惚れ惚れするほど美しい」一貫性こそ、ビジネスプランの要である
<今日の内容>
【 「惚れ惚れするほど美しい」一貫性こそ、ビジネスプランの要である 】
■先日、事業計画書(ビジネスプラン)を作成する理由は
「自分のやることを明確化し、人と金(=リソース)を集めるため」
と書きました。
自分でビジネスをしている人だけでなく
サラリーマンでも、企画書や事業計画を社内で提出する機会はあるはず。
その場合の目的も
「事業内容を明確にし、会社からリソースを出してもらうため」
という点は共通でしょう。
■では、
具体的に、どのように事業計画書を作ればよいのか。
その基礎となるフレームワークの1つを学んだので、まとめてみます。
このフレームワークは
1. ターゲット
2. 課題
3. 解決策
4. 実行方法
5. 収益計画
という5つの要素からなっています。
さらにこの5つは、What・How・Resultの3つにまとまります。
図で書くと次の通りです。
1. ターゲット }
↓ }
2. 課題 }What
↓ }
3. 解決策 }
↓
4. 実行方法 }How
↓
5. 収益計画 }Result
つまり
(What)対象となる【ターゲット】が抱えている【課題・悩み】に対する【解決策】を
(How)【どのような方法】で実行するかを決め
(Result)その結果として、どの程度の【収益】を見込めるのか
という構造です。
■より具体的には
1. ターゲット
対象とする顧客。商品の説明をしただけで、喜んで買いに来るような人。
具体的な人物像(=ペルソナ)を想定できるくらい絞り込む。
「○歳~○歳の女性」のように年代等で絞るのではなく「ニーズ」によって絞る。
2. 課題
ターゲットが抱えている悩み、不満、不安。
その人が夜も眠れないほど悩んでいることは何か。
3. 解決策
その課題に対する解決策。
たいていの課題は、すでに解決策がある(=競合がいる)ので
その競合・業界の穴を探す。
-> 1~3をまとめると、What(何をやるか)となる。
Whatで重要なのは、競合との違いがあること(=差別性)。
4. 実行方法(=How)
Whatを具体的にどのように実行するか。
いつ、どこで、誰に対して、どのようにやるのか。4Pはどうか。
「明日すぐにできる」レベルまで「具体化」する。
5. 収益計画(=Result)
その実行結果として、どの程度、儲かるのか。
コストや粗利、人件費などは業界によってほぼ共通のため
業界財務を分析することによって、おおよその数字を出せる。
■ここで大事なのが
「必ず What から考えはじめる」こと。
How(どのようにやるか)は、それこそ無限の方法があります。
ちょうど
目的地が決まらずして、電車に乗ってはいけないのと同じで
What(何をやるのか)が決まってこその How(どのように)となります。
当然、Howが決まらねば Resultも分からないので、
Whatが一番最初
となるわけです。
■そして最も重要なのは
上記の5つに「一貫性」があることです。
つまり
・解決しようとする課題は、ターゲット顧客が本当に悩んでいることか?
・解決策は、その課題を本当に解決してくれるのか?
・実行方法は、ターゲット顧客に対して、本当に響く方法か?
・収益計画は、無理のないものか?
といった一連のストーリーが一貫していてこそ
「説得力のある、人を動かすビジネスプラン」
となります。
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【今日のまとめ】
■ビジネスプランの作成に、フレームワークを使うことで、
人の心を震え立たせるビジネスプランを作成できる。
■良質なビジネスプランは
What (顧客、課題、解決策)
How (実行方法)
Result(収益計画)
に美しいまでの一貫性がある。
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枠線はさすがにパクリすぎか・・・汗
しかし読みやすさの工夫が随所に凝らされていることを感じます。
今日は、開発+部屋の片付け+勉強会。