QED

私はこの世界について驚くべき真理を発見した。だが、それを記すにはこのブログは狭すぎる。

利益率の高いビジネスを生むための5つの視点

最近、本が増えてきたので、処分しようと整理中です。

基本的には、重要なところだけをPCにメモとして残して

本そのものは人に譲ってしまう予定。

『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に』(山口揚平)

から、利益を出すための工夫についてのメモ書きです。
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ビジネスを考えるときには、

次の5つの視点から「工夫」を考えることができます。

各視点ごとに3つのパターンを本書ではあげており、

A → B → C の順で

「思いつきにくく」 「マネされにくく」 「利益率が高い」 ものとなります。
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■1.顧客  誰をお客さんにするか。

 

A.個人
  いわゆるB2Cビジネス。顧客単価は低め。

B.法人・企業
  B2Bビジネス。単価が数十倍になる上、継続して取引しやすい。

C.行政・政府
  入るのは難しいが、一度、取引が成立すれば長期的な関係が望める。
  取引規模も大きくなりやすい。
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■2.商品  顧客は何に対してお金を払うのか

A.商品そのもの
  普通はこれ。「パソコンが欲しいからパソコンを買う」といったもの。

B.関連商品
  メディアミックス戦略や、テーマパークのお土産屋さんなど。

C.共感
  ブランド品(そのブランドへの共感)、アイドルのファン、宗教など。
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■3.課金の仕方  お金を払うタイミング

A.売り切り(スポット)
  普通はこれ。商品を受け取るときにお金を払う。1回きりの購入。

B.継続課金(ストック)
  月額課金の会員制サービスなど。ストックで積みあがっていく。

C.従量課金・成果報酬(エクイティ)
  使った分だけ課金する or 成果が出たときだけ課金する
  ユーザーからすれば、効用が無ければお金を払う必要がないので入りやすく
  売り手からすれば、課金額が青天井になる。
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■4.支払いの方法  誰がどのように支払うか

A.本人が現金で支払う
  普通はこれ。財布からお金を出す”痛み”がある。

B.本人がカンタンに支払う
  クレジットカード、プリペイドカードなど。
  お金を出す痛みが小さく感じられるため、たくさんお金を出しやすい。

C.第三者が支払う
  たとえば、ブランド品やジュエリーなど。
  本人よりも、第三者(彼氏や、ホスト客など)が購入するケースが多いのでは。
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■5.仕入れ  販売すべき”価値”をどこから持ってくるか

A.普通に仕入れる
  お金を払って仕入れてくる

B.無料 or 物々交換
  人脈を駆使したり、頭を使って無料で仕入れる。
  物々交換やバーター取引
  (こちらが購入する代わりに、相手にもこちらの商品を買わせる)で仕入れる。

C.ユーザーのネットワーク自体が価値
  FAXや、SNSなど。
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これらを組み合わせることで、

利益率の高い強いビジネスが組みあがっていきます。

(例)Facebook(の広告モデル)
1.顧客  → A.個人
2.商品  → C.共感(友達に対する)
3.課金  → C.従量課金(広告のクリック回数・表示回数に対する課金)
4.支払い → C.第三者が支払い(ユーザーではなく、広告出向者が支払い)
5.仕入れ → C.ユーザーのネットワーク自体が価値
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(例)ディズニーランド
1.顧客  → A.個人
2.商品  → B.関連商品(お土産)+C.共感
3.課金  → A~C 全てを用意
         (1日パスポート、年間パスポート、アトラクションごとの課金)
4.支払い → A.本人が現金で支払い
5.仕入れ → A.普通に仕入れ